床屋・バーバーが教える「正しいメンズシャンプーの仕方」
こんにちは!CHILL CHAIR 中野店のカイトです。
今回は、正しいメンズシャンプーの仕方をお伝えします。
床屋・バーバーが教える「正しいメンズシャンプーの仕方①ブラッシング」
髪のほつれをとり、同時に頭皮の皮脂汚れを浮き上がらせるために行います。
使用するのはクッションブラシという、名前の通りブラシにクッションがついたモノ。これで頭皮をマッサージしながら髪をとかします。
シャンプー前のブラッシングでは、クッションがないコームと呼ばれるモノで髪をとかすとダメージにつながるので避けましょう。
スタイリング剤がついている場合はスタイリング剤の種類によりますが、あらかじめ指でとかすといいです。
ブラッシングをせずに髪をお湯で濡らして洗うのは、髪と頭皮に必要以上に負荷をかけることにつながります。
髪に余計な負担を与えないために、クッションブラシや指で髪の毛流れを整えるのは本当に大切です。
床屋・バーバーが教える「正しいメンズシャンプーの仕方②予洗い」
お湯だけで頭皮の汚れを落としましょう。
髪を濡らすのではなく、頭皮に指の腹を当てて弧を描くようにして頭皮をマッサージしながら皮脂を落とします。
時間にして1分~2分くらいでしょうか。理想は3分以上です。
時間をかけてゆっくりと予洗いをすれば、シャンプーの工程はほとんど終わっているようなもの。
これだけで頭皮の汚れが約8割落ちます!
皮脂や汚れを落とす適正温度は、実は34度以上くらいがベター。
理想は36度~38度です。
40度を超えると頭皮が乾燥しやすくなりますし、何よりも頭皮に対して負担になりますので注意が必要です。
床屋・バーバーが教える「正しいメンズシャンプーの仕方③シャンプー」
シャンプー剤は泡立てて使用するのが基本。
これは多くの方もご存じかもしれません。
ただし問題は泡立てる程度。
誤解されやすいのですが、いわゆるモコモコの状態まで泡立てなくてもいいんです。
泡立てると言うよりも、シャンプー剤の原液を手のひらで伸ばし、泡立てる準備を整える。
そしてシャンプー剤を頭皮全体に満遍なく馴染ませます。
シャンプー1回あたり1プッシュでOK!
指を開いてあげること。
そして予洗いと同じように、指の腹で頭皮全体にシャンプーをなじませます。
なじませる段階でシャンプー剤がある程度泡立っているので、指を開きながら全体になじませていると空気を含むことができ、その結果ちゃんと泡立っていきます。
頭皮の上で、指の腹を使って弧を描くようにすること。
この基本動作を行うことでシャンプー剤が泡立ちます。
泡立ったシャンプー剤は髪に浸透するので、実は髪自体を指で刺激しなくてOKなんです。
むしろ爪を立てて髪を刺激してしまうとダメージにつながります。
シャンプーはしっかりと洗い流さないと頭皮の老廃物として残ってしまうので、3分~5分は流していただきたいですね。
実際に時間を計ってみると長く感じられるかと思いますが、頭皮や髪に付着したシャンプー剤を洗い流すのであれば、なるべく時間をかけてあげたいところです。
耳の裏側や頭頂部など、洗いにくい場所にヌメりが残っていないかどうかをチェックしましょう。
前髪やサイド、えり足などは無意識でシャワーを当てているので泡が残っていないのですが、耳の裏などは本当に流し忘れることが多いんです。
前準備を怠らず、すすぎもしっかり行う。
これが正しいシャンプーの仕方です。
ぜひ参考にしてみてください。
当店では、ただカットするだけでなく、シャンプーの仕方などもしっかりレクチャーします。
ぜひ気軽にお越しくださいね。